気になるフリーランスプログラマーの需要

フリーランスとは、会社や団体に所属せず、仕事に応じて自由に契約して働く働き方だ。フリーランスの中にはプログラマーは多くいる。フリーランスは雇用体制にないので、労働基準法などの労働法規が適用されないのが特徴である。IT関連業界では、深刻なエンジニア不足に悩まされている。経済産業省が公開した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」を参照すると、2030年には59万人のエンジニアが不足するという予想だ。エンジニア不足が進む理由は、IT市場の拡大とIT技術の進歩の速さだ。

プログラミング業界では、正社員ではなくフリーランスの方がニーズが高い。先にも紹介したように、深刻なエンジニア不足であるため、エンジニアの求人倍率はとても高い。売り手市場であることから、企業も優秀なエンジニアを選別して雇用することが困難になっている。そこで、多くの企業が、アウトソーシングとしてフリーランスを活用するというわけだ。特に、スキルが高いフリーランスは即戦力として利用できるためニーズも高い。企業にとっては、育成コストがかからないため、即戦力のあるフリーランスを求める。特に、IT企業では、全体の40%の企業がフリーランスと契約を結んでいる。

フリーランスの中でも、需要が最も多いのはプログラマーだ。需要の高いプログラミング言語はJavaである。その他、PHP、Python、Rubyなども多い。言語によって報酬額が異なるため注意が必要だ。一般的な傾向としては、もっとも稼げる言語は、JavaScriptで、ついでHTML、CSS、SQL、Python、Javaと続く。今後ますますプログラミング関係の案件は増加する見込みだ。